チベット映画「草原」「静かなるマニ石」


チベットを内からの眼で描く作家・映画監督ペマツェテン。道内初上映!!


「草原」

ツォモばあさんは、村長から生活保護のために借り受けたヤクを放生のため山に放してしまう。しかしそのヤクが盗まれた。村長は隣の草原の若者たちの 犯行を疑い、ツォモばあさんを連れて隣の草原の村長に訴えに行く。隣村の村長は若者たちを呼び出し、山神の前で無実の誓いを立てさせるが・・・

 ※放生(ほうじょう)…供養のため生き物を野に放す仏教の慣わし


「静かなるマニ石」

静かに、しかし確実に山村の暮らしも変わっていく…
電気がようやく通ったばかりのチベット・アムドの山村。寺でも村でも正月を迎える準備で 忙しい。親元を離れ寺で修行している少年僧は先生のもとで勉強に励む一方、年下の化身ラマの居室にしかないテレビに興味津々。大晦日、迎えに来た父と正月 休みに帰省すると、家にはテレビとビデオが。正月の伝統行事である歌舞劇「ティメー・クンデン」もそっちのけで、西遊記のビデオに夢中になる。少年僧は西 遊記を先生たちに見せたいと家族に頼み込み、テレビを馬に載せて寺に戻るが・・・


監督:ペマ・ツェテン

1969年、アムド地方ティカ(青海省海南チベット族自治州貴徳県)生まれ。国際的にも高く評価されているチベット映画界のトップランナー。小説は チベット語、漢語の両方で執筆、漢語読者にも人気が高い。邦訳小説集は『チベット文学の現在 ティメー・クンデンを探して』(ペマ・ツェテン著、チベット 文学研究会編、星泉・大川謙作訳、勉誠出版、2013年)、月刊文芸誌『すばる』(2016年1月号、集英社)に短編小説の邦訳「九番目の男」(ペマ・ ツェテン著、大川謙作訳)が掲載。


●日時:2016年10月2日(日)

13:00 映画会 開場
13:30 『草原』(22分)
14:10 『静かなるマニ石』(102分)
16:10 解説「チベットの映画制作とペマ・ツェテン作品」 星 泉


★チケット:前売券1,000円 当日券1,500円 

窓口販売:大丸プレイガイド、道新プレイガイド、ゲオプレイガイド
電話販売:☎011-887-9700
ネット販売:http://sapana.thebase.in/
          ※電話・ネット販売のチケット送料100円(2000円以上のご注文は送料無料)

●会場:札幌市教育文化会館4階講堂札幌市中央区北1西13札幌市教育文化会館4階) 
●主催:ヒマラヤ圏サパナ ☎011-887-9700

東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所 多言語・多文化共生に向けた循環型の言語研究体制の構築(LingDy3)